35.画家妖精シリーズ

事例カテゴリ

2024年通して制作 全体イラストは当ページ下部にございます。

制作内容

ゴッホ、クリムト、フェルメール、葛飾北斎、ルノワールといった世界的な画家たちを題材に制作した『ふんわり妖精』シリーズ。
それぞれの代表作をもとに、画家の世界観を妖精として表現しました。
独自のタッチや色彩、質感を研究し、各画家らしさを妖精のデザインや背景に反映。まるで名画の中から飛び出してきたかのような、アートとファンタジーが融合したシリーズです。

制作方法 CLIP STUDIO PAINT EX 使用

①妖精デザインイラストをまず制作します。

②妖精のデザインが決まったら、ラフイラストを制作します。

③配色を決めるために、②のラフに簡単に色を置いたカラーラフを制作します。

④カラーラフをもとに、じっくりと線画と着色を行います。

実際に妖精制作のご依頼をいただいた際には、基本的に上記の流れとさせていただいております。
各段階でご依頼者様に次の段階に進んで宜しいか確認を行います。
スムーズなお取引を行うため、無料での修正回数は2回、④の段階での修正ではカラー変更のみなどの制限を設けさせていただいております。

制作の工夫点

それぞれの画家の絵を見て、「この絵はあの人の作品だ!」と感じさせる要素はどこだろうと考え、影の暗さ、光の当たり方、色の組み合わせなどを丁寧に分析しました。そこから、普段の自分の作品とはまったく異なる線の描き方や影の塗り方を意識的に取り入れています。

とはいえ、あくまでも“私のふんわり妖精シリーズ”としての可愛らしさや世界観は残しており、他の画家の模倣ではなく「私の作品としての妖精表現」に仕上げました。

イラストレーターの仕事では「絵柄寄せ」と呼ばれる、他の方の作風に合わせて描く技術がありますが、今回は偉大な巨匠たちのゴッホ、クリムト、フェルメール、葛飾北斎、ルノワールといった画風に絵柄寄せを行いながら、自分の妖精世界に落とし込むという、挑戦的で実験的なシリーズとなっています。

制作イラスト

※イラストはクリックで拡大できます。